キーリマップの観点から見たErgodox EZ

ErgodoxEZを6月中頃に発注してから、3週間後くらいに届いて、1ヶ月半ほど使用したので、 主に、キーリマップの観点からErgodox EZのメリットとデメリットを書いていきたいと思います。

[2017/09/02 10:04 追記 ここから]

初出の記事タイトルで「キーリマップに関してのメリット、デメリット」という趣旨にしていましたが、キーリマップに関してのデメリットがなかったので、その部分をタイトルから削除しました。

[2017/09/02 10:04 追記 ここまで]

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ちなみに、私が購入したのはこちらです→ErgoDox EZ: An Incredible Mechanical Ergonomic Keyboard

あと、始めに断っておきます。 使用PCはMacを使用していて、これから書くことについてもMacを想定しています。 このErgodoxEZは自宅で使用していて、休日等はこのキーボードでタイプができていますが、 会社ではJISキーボードを使っているので、タイプ作業全体がこのキーボードに完全移行できていません。 将来的には、会社でもこちらを使っていこうかと思っていて、現在慣らし中といったところです。

なので、JISキーボードも普通に使えていたいし、このキーボードで最大限に楽ができる環境にしたいという感じで、 このキーボードに完全移行した場合にはもっといいキーマップがあるのだと思っています。

メリット

まず、他のブログ等によく書かれている

  • タイプ時の姿勢が楽
  • チルトが自由自在

といった事については書かないことを前置きしておきます。 (この辺りは先人によって丁寧に記事等が書かれています)

現在、主に使用しているJISキーボードでのマップは、JISキー配列をベースに

  • かなキー → 右Ctrlキー
  • 英数キー → Cmdキー
  • 右Cmdキー → かなキー
  • 左Cmdキー → 英数キー
  • CapsLockキー → 左Ctrlキー
  • _(underscore) → \(backslash)

という感じにリマップをしています。今回購入したErgodoxEZでも同様の操作ができるように、 キーリマップをしていきましたが、ErgodoxEZは親指周りのキー数が多いので、 このようなキーリマップをするのに、特にJIS配列にこだわる理由もないので、 デフォルトであるUS配列をベースにリマップをしていきました。

今回は、主に使用するレイヤーであるレイヤー1のキーマップを以下に示して、説明していきます。

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親指周りはキーの大きさから見て、やはり縦長になっている外側の2個のキーがタイプしやすくなっています。 そこによく使用する

  • 左手にLGui(MacではCommand)
  • 右手にRCTL

を割り当てました。残りの左右1個ずつのゴールデンポジションのキーは、 始めは両方とも、SandS(短いタイプでSpace、長押しでShiftと認識されるマップ) を割り当てていましたが、Tabのタイプが意外と辛く、ダブリのSandSの右側をTabに変更しました。

今のところ、右手でのTabのタイプは他のキーボードではやらない動作なので、 ちょっとタイプしづらいなと思いながらも、自然と左手の小指がデフォルトマップのTabキーをタイプしちゃっています。

そして、もうひとつ大きなマップである

  • かなキー
  • 英数キー

のマップですが、親指エリアではなく、ホームポジション付近の親指エリア寄りのところが、 意外と親指でタイプしやすいことに気づき、そこに割り当てています。 体感としては、前述したマップにリマップされたJISキーボードでそれらのキーをタイプする感覚に似ています。

といった感じに、親指がキャパオーバーになりそうなほど親指を駆使できるキーリマップになりました。

ところで、このキーボード、キーリマップの作業がすごい楽なんです。 オンライン上で、グラフィカルにリマップできるサイト(Massdrop: Community-Driven Commerce)などもありますが、 キーマップファイルを直に書き換えてキーボードに読み込ませる方法が楽です。 具体的には、C言語でキーマップが書かれたソースファイルを書き直し、 コンパイル、Teensyのローディングソフトでキーボードにマッププログラムを読み込ませてリマップという感じです。

この作業に必要なのは、適当なテキストエディタbrew等で簡単に入れられるTeensyのローディングソフト(Teensy Loader Application - available for Windows, Linux and Macintosh systems)で、 さらに使用頻度の少ないレイヤーなどにキーボードの[reset]を割り当てたりすると、キーリマップが1分以内で終わります。 これはすごく利点で、キータイプをしていて、「このキーちょっとタイプしづらい位置だから、別の空きマップに割り当てよう」ということが瞬時にできます。

デメリット

キーリマップに関してはデメリットがなかったので、一つ思いついたことを書きます。

これから挙げることは仕方がないと言えば仕方がないですし、うまく使えるのであれば、メリットになりうることです。

それは左右セパレートであるが故に、キーボードの左右の位置や自分の体の向きとキーボードとの位置関係が変化しやすく、 いつも一定の位置関係でタイプするのが難しい点です。

ErgodoxEZの大本のモデルである、Kinesisなどの左右一体型のキーボードであれば、これらの位置関係はまず変わることがないはずです。 ところが左右セパレート型のキーボードでは、何かの拍子にキーボードの位置が動いてしまえば、途端に、キーの配置が変わったかのような錯覚を覚えます。 これは何度か経験していて、それでタイプミスをすることもしばしばです。 このキーボードを買う人の多くが一緒に注文するであろう、パームレストはその位置ズレ防止の意図もあるんだろうなと思っています。 (もちろん、私もチルトキット、パームレスト込で購入しています)

ただ、これはデメリットであるとも言い難いところで、

  1. Kinesis等の左右一体型キーボードで左右のキーボードの間隔が合わない
  2. 変な姿勢でタイプする

という人にはメリットにもなります。

1は左右セパレートなので、左右をつなぐキーボードをつなぐコードの長さが許す限り、この間隔を広げたり狭めたりすることができます。 2は、私だけかもしれませんが、よく左の肘掛けに寄りかかったような姿勢でタイプすることがあって、 この場合、左手キーボードはそのままでもいいんですが、右手キーボードはかなりタイプしずらくなります。 (上から見下ろしたとき、キーボードに対して斜めに手が入るような感じ) このような姿勢でタイプするときに右のキーボードだけを体に近づけるようにすると、腕を無理に伸ばすことなくタイプができます。

まとめ

長々と書きましたが、「ErgodoxEZはキーリマップがしやすいキーボードである」と言えます。

それから、Ergodoxとは別件ですが、USキーのMBPを購入しましたので、そのキーボードでのリマップも追々ブログに書きたいと思います。 最近、JISキーとUSキーを両方使っていて、さすがに括弧などの記号をミスタイプすることが多くなりました。 日本語入力をある程度犠牲にすれば、USキーの方が利点が多いことも分かってきたので、これを機にUSキーに入っていこうと思います。 日本語入力をする機会もめっきり減ったので、よいタイミングかなというのも…。