軸を愛でるキーボード ver.2
今年の始めくらいから、少しずつビルドしていたキーボードができたので、得られた知見を書きます。
PCB(基板)
またも私の中のENDGAMEである、 Minidox です。 今回はオリジナルが欲しかったので、設計図共有サイトこと、GitHubから拝借して、elecrowに発注しました。
いつものブラックではなくマットブラック。
ケース
今回のキーボードを作ろうと思ったきっかけでもある FalbaTech の Bamboo の Minidoxケースです。
ケースが届いた頃に下記のツイートを見かけていたのと、ケースのトーンが明るかったのもあって、適当にAmazonでくるみ油を購入して塗りました。 トーンが一段落ちて、明るすぎない感じになりました。
ローズウッド。ウレタンニスではなくオイルフィニッシュを試しています。古くから工芸品に使われている荏油。草の匂いがします。ベタつかずうまくゆくと良いのですが。#attack25 #atreus #荏油 pic.twitter.com/i4RlbshReV
— TALP KEYBOARD (@TalpKeyboard) 2019年2月4日
キーキャップ
私の大好きなMDAプロファイルの Big Bone をクローンして作りました。 なぜクローンしたのかというと、
- 軸を愛でるキーボードなので、軸が見れるように透過色。
- 打鍵感も良い感じにしたいので、MDAプロファイル。
しかし、この条件に合うキーキャップが見つからなかったのでクローンに踏み切りました。 (※観測範囲が悪いだけかもしれませんので、ご存知の方がいらっしゃったら教えてほしいです。)
キーキャップを作るにあたって参考にしたのは、以下、id:hdbxさんの2つのエントリーです。
材料等もほぼほぼ同じものを購入して作りました。 上のエントリーの補足としては、
- キーキャップ上側の型を作るときにもキーキャップ周りにシリコンバリアーを塗布しました。
- できた型を外す際に角のあたりが欠けることがあったので、塗布するようにしたら欠けなくなりました。
- 軸部分にレジンを入れるときは、竹串を使って、軸の底までレジンがきっちりと入るようにしました。
- サンドペーパー、耐水ペーパー、コンパウンドで磨きました。
- Big Bone等のキーキャップはツルツルの触り心地で、それが好きなのでツルツルになるように磨きました。
磨きに使ったのは、
- タミヤ メイクアップ材シリーズ No.54 フィニッシングペーパー 400番 87054
- UEETEK 紙やすり 耐水ペーパー 27枚入り (400 600 800 1000 1200 1500 2000 2500 3000 各3枚)
- セラミックコンパウンド (TT25)
サンドペーパー(#400)は、バリを取ったり、シワみたいなのができていても滑らかにすることができるくらいでした。 耐水ペーパーは、#1000、#2000、#3000を順番にかけていきました。#3000で磨き終わるとほぼツルツルでした。 コンパウンドは、耐水ペーパー磨き後との違いがあまり分からなかったので、キーキャップ上面を重点的に磨きました。
キースイッチ
TealiosのV2を購入していたのと、Tealiosとほぼ同じで静音化したHealiosを購入していたので、 スプリングを20cNのスプリングに変更して、krytox103でlubeしたものを使用しました。 静音化されている以外はそこまで大差はないので、互い違いに配置しました。
TRRSケーブル、USBケーブル
zap cableでキットを購入してビルドしました。
Zap Cables | Custom USB Cables for Work and Battle Stations
被覆を剥いた後、銅線に溶かしたハンダをつければ、ハンダ付けするときに銅線がバラバラになりにくくなるので、そんな感じにやりました。 あとは、zap cableのサイトにあるダイアグラムに従って配線することですね。
箱がかわいかったので、ケーブル類の収納ケースにしました。