2020/02に思ったことまとめ(自転車で学ぶ交通社会、自己投資リスク、教育無償化など)
最近、プログラミングはキャッチアップばかりで、新しいサービスを作ったりなどの遊びをしていないので、特に記事にする内容がないようです。
そんなこともあり、今年は1ヶ月に1記事程度、思ったことをまとめたような記事?エッセイ?を書きたいと思います。Twitterで書いても良いくらいの重さですが、Twitterはリアルタイムのメディアで、バズらない限りは流れていってしまうのと、書き直しや訂正ができない、文量が多いので、ブログの記事として残したいと思います。
今月の内容は以下です。
- 子どもたちは自転車で「交通社会」に参加し始める
- 自己投資のリスク
- 教育無償化できるくらいにGDPを上げられなくて申し訳ない
- 致死率の低い新型コロナウイルスで感染予防の練習ができてよかったね
- 子供よりペットを育てる社会
子どもたちは自転車で「交通社会」に参加し始める
最近、外を歩いていて、自転車に乗っている子どもたちを見ていて思ったことです。
先に、自分の立場を述べておきます。自転車は自分が小学生の頃から大学生の頃まで乗っていました。その後、自動車免許を取り、3〜4年ほど自家用車に乗っていました。そして、ここ3年ほどは自家用車が特に必要ではないところに住んでいるので、乗っていません。また、個人的に外を歩くときは、音楽を聞きたいので、自転車も同じく3年ほど乗っていません。
まずは、どれくらいの人が自転車に乗れているのかなとググったら、 2018年にトイザらスが行ったアンケート調査が出てきました
この調査によると、20代から50代の人たちにおいて、
- 98.6% の人が自転車に乗ることができる
- 75.1% の人が満6歳までに自転車に乗ることができるようになっている
ということが分かったらしいので、大半の人が自転車を経由して自動車やバイクに乗るようになっているのだと思います。
そんなことを思いつつ、 自転車免許制度 の話を考えていました。(自転車免許証 - Wikipedia)
昨今の自転車が関わる交通事故の多さなどから、よく話題に上がりますよね。
子供の頃を思い返すと、自転車で「交通社会」の社会性を肌で感じながら学んだなぁと思います。 そういったことから、免許制度を導入することによって、幼い頃に経験するそういう機会を失ってしまう危険性もあるかなと思いました。その頃の経験は、大人になって自動車に乗るようになったときにも活きていて、子どもが乗る自転車の横を追い抜くとき、その自転車の行動を予測できたりするのは、少なからず、自身が自転車に乗っていた頃の経験において学習したものも含まれているのかなと思います。
つまり、何が言いたいかというと、 自転車免許制度は特効薬ではない のかなと思いました。 免許制度にすることによって、積極的に自転車に乗ろうと思う人以外は乗る機会を失うでしょうし、そういった交通社会を経験していない人たちが自動車やバイクに乗ることもあるでしょう。 自転車免許制度を提言している人たちも、このようなリスクは想定済みだとは思います。やはり、学校や家庭における交通教育や、ヘルメットなどの安全性を高めるものを積極的に身につけるといったことで、死亡事故や重大事故になりうる可能性を潰していくといった、 交通教育の施策が先行してくれる方がよさそう と思いました。
あと、経験的にですが、すでにそういうことを学んだり経験した世代(現時点の大人世代)は、割とそれらの経験が重要だったことを忘れがちな気がします。何かのことについて習得したとき、習得済みの時点では簡単なことに思えることでも、初学時点では難しく思えたことってありますよね。それに似た感覚…
自己投資のリスク
こちらは、最近、SNS上で「20代のうちは自己投資するべき」という発言を見て思ったことです。
こちらも先に立場を述べると、自身の生活において、本(漫画や小説などで娯楽志向が強いものを除く)は、そこまで高価でなければ、値段を見ずに買うことができるや、カンファレンスの参加においても、とりあえずチケットを買うことができるというマイルールがあるので、自己投資肯定派ではあります。
ただ、年を重ねてきて、「自己投資は正解なのか」と疑問に思いました。 自分自身を投資物件(投資対象)と考えたとき、不良物件でないと言える人はどのくらいいるのでしょうか。
自分自身、楽観的人生観で、死ぬまでにいろんなことを知りたいなと思って、本を読んだりしているので、自己投資なのか、趣味の延長上なのか分かっていないです。故に、自分が不良物件だとしても、そこまで落胆はしないのですが、もし、自己投資が大きなウェイトを占めている人の場合、 自己投資が必ずしも正解なのか? と思ってしまいます。
そこでの救済の方向として、ベーシックインカムなどがあるのかなと思いました。(自己投資はある程度で見切りをつけるみたいな…)
教育無償化できるくらいにGDPを上げられなくて申し訳ない
こちらは、教育無償化を公約に掲げている政党のポスターを見て思ったことです。
自分の立場としては、教育は無償化されてほしいなぁ(私立や限度を超える留年とかは除外されてもよいとは思いますが…)と思っている立場です。
教育無償化は、ずっと前から話に上がりますけど、良くて小中高の無償化くらいで止まってしまいますよね。 そこで、教育無償化のネックは財源なのかなと思いました。(どの政策も財源がネックだと思いますが…) 財源はGDPを上げれば、解消されるだろうと単純に考えて、調べてみました。
上のリンク先の、「大学の学生納付金」のあたりを見ると、フランスやドイツは年数百ユーロ(日本円で年数万円)なので、このあたりが無償化レベルかなと思います。
こういうときはGNIのほうが良いのかなと思いつつ、リンク先を見たら、リンク先サイトの会員限定で閲覧可能でした…。 GNIもGDPもほぼ同じ順位ということもあり、GNIのほうはGDPに下駄が履かされる程度かなと思いましたので、とりあえず、GDPのランキングを見て話を進めます。
ドイツ、フランス、日本の1人当たり名目GDPは以下の通り、
- ドイツ: 47,662ドル
- フランス: 42,953ドル
- 日本: 39,304ドル
ということで、日本はドイツ、フランスから4,000ドル弱〜8,000ドル強ほど低いようです。 この2カ国は、軽減税率を入れているとは言え、標準の消費税率が20%程度なので、それらの財源が教育に回されていたりしそうなのとかを考えると、余裕を見て、 1人当たりGDPを10,000ドルほど上げれば、国立大学無償化くらいはできるのかな と思いました。
頑張れ現役世代!
致死率の低い新型コロナウイルスで感染予防の練習ができてよかったね
こちらも、最近のニュースを見てて思ったことです。 ところで、過去のSARSやMERSが、今回の新型コロナウイルスほど国内で感染が広がったような記憶がないので、なぜだったのかと思ってググってみたら、以下の記事を見つけました。
上記リンクの記事によると、
- 致死率は 0.4% 〜 2.5% 程度で、SARSの 9.6% や MERSの 35% と比較すると低い
- 感染力を示す基本再生産数という数値は、(正確性に問題があるとしながらも、SARSやMERSと比較して高くて、感染力はそれらと同等もしくは強い
とのことで、感染力が強いために、感染がこんなに広がっているんだなと理解しました。あと、季節性インフルエンザも参考で記載されていて、致死率は今回のコロナウイルスに比べて高く、感染力はそれに比べて強いようです。気になる方は原文も見てみてください。
つまるところ、致死率の低い、今回のコロナウイルスで感染対策の練習ができてよかったね、と感じました。 感染病対策の本番練習なんていうことが、できるわけは決してないので、対応が十分であると良いですね。
最後に、今回亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
子どもよりペットを育てる社会
これは、数年前から思っていることで、外を歩いていて見かける、子どもとペットの数が半々くらいの肌感があります。 ましてや、少子化とともにペットの数は増えているような…
私自身は、別にどちらでも良い立場です。海外を見ても、経済的に成熟した国は、少子化に進む圧力が強いみたいですし、経済的に裕福だからこそ、家畜ではなくペットが飼われるのでしょうし。
何はともあれ、数値的な根拠が欲しいなと思ってググったら、以下の記事がありました。
犬猫の飼育頭数が1855万頭(2018年時点)に対し、15歳未満人口が1533万人(2019年時点)ということで、300万くらい数的には下回っているみたいです。(ペットが犬猫以外にもいることを忘れてはいけませんが…)
ところで、どれくらい前から、このような状況かを調べてみました。 2000年の時点で、15歳未満人口が1851万人、また、ペット総数が減少傾向であるということを鑑みて、 ここ20年ぐらいは15歳未満人口よりもペット頭数のほうが多い 状況のようです。
ペットの数自体も増えているかと思っていましたが、相対的に子どもの数の減少速度の方が早くて、そのように感じていただけみたいです。すっきりした!
最後に
来月もこんな感じで、思ったことまとめを書きたいなと思います。