映画で見た母親像
1ヶ月前、2020年10月23日に映画「朝が来る」が公開されたので、見に行きました。 養子縁組、母親が主なテーマだったかなと思います。 この2、3年で私が見た映画の中で、母親がテーマだった映画が多かったので、そんな映画について書きたいと思います。 特に意識もしなかったですが、邦画のみになりました。
「きみはいい子」
今回、母親の映画と思って、最初に思い出した映画です。 児童虐待がテーマの映画なので、随所に母親の姿が見えます。 我が子に虐待をしてしまう母親、水木。そして、水木のママ友である、大宮。 また、障害を持つ子を持つ母親、櫻井。 教師の岡野においては男性ですが、岡野の姉は子供を持つ母親であり、その姉や姉の子供の影響を受けて問題に立ち向かっていくシーンがあります。 個人的には、池脇千鶴さん演じる大宮の姿が本当に微笑ましく感じられ、池脇さんの演技に惹かれました。また、登場人物同士があまり干渉し合わない群像劇というスタイルがよかったです。
「八日目の蝉」
あらすじとしては、不倫相手の子供を誘拐した希和子が逃亡する中で、その子供に対して愛情を抱いていく姿、またその子供が大人になった後の葛藤を描いた映画です。 その希和子を演じていたのが、今回見た「朝が来る」にも出演されていた永作博美さんだったので、映画のCMとかを見ていたときには、「またそういう役なのかー」と思っていました。 誘拐された娘が戻ってきた後の母親と娘のシーンがあるのですが、そちらもそちらでかなり切ないシーンだったと思います。
「夕陽のあと」
テーマとしては、特別養子縁組、乳児置き去り等がテーマになっています。 個人的な見どころは、貫地谷しほりさんの時々、狂気的にも見える演技と、山田真歩さんの自然体でありながら引き込まれる演技です。
最後に
あまりネタバレをしても仕方がないので、各映画について短めですが、映画で見た母親像というテーマで映画をピックアップしました。
「朝が来る」について
映画を見てから、レビューとかをチラチラ見たのですが、終盤が急ぎ足気味だったという感想を見かけました。言われれば、確かにそんな感じもするのですが、 そこに行き着くまでが丁寧に描かれていたので、最後の方をだらだら続けても仕方がないのかなと思いました。
あと、エンドロールの終わりにも大事な描写があったので、そこまで見ましょう。
他は、ネタバレになりそうなので、また数年後に書きたいなと思います。